こんにちは。
設計の白須です😊
今回は、断熱についてお話したいと思います。
突然ですが、
UA値
という言葉を聞いたことはありますか?
“UA値”は、上の計算式で表すことができます。
外皮面積とは、屋根や外壁などの外気に面している面積のことです。
一言でいうと “どれくらい熱量がお家の外に逃げやすいか” を示す指標です。
つまり、数値が低いほど熱が逃げにくいということなので、低いほど断熱性能が高いということです!
UA値の基準は、地域によって異なります。
それが、下の図になります。
広島県は、6地域もしくは5地域に区分されています。
色分けされている図の下の表に、UA値の基準が示してあります。
そこを見て頂くと5,6地域は、0.87が基準値となっています。
(出典:IBEC)
2020年には次世代省エネ基準が義務化になり、ゼロエネルギー住宅が新築の過半数を占めるという国の目標がありました。
これは、COP21において温室効果ガス排出削減などのための協定が結ばれたことによるものです。
ニュースなどで聞かれた方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際はゼロエネルギー住宅の普及は進んでいません。
また本来ならUA値は0.87以下が義務化される予定でしたが、義務化には至りませんでした。
代わりに、2021年4月よりUA値の説明義務が課せられるようになります。
先程から何度か出ているゼロエネルギー住宅(ZEH(Zero Energy House))とは、
消費するエネルギー≦創り出すエネルギー
となる住宅のことです。
この、ゼロエネルギー住宅のUA値の基準は0.6です。
つまり0.87の基準では、十分ではないということです。
Gojyouでは、ゼロエネルギー住宅の基準よりも上のHEAT20のG1グレードの基準値である0.56を標準として採用しています。
(HEAT20:2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会の通称)
ご希望に合わせて、さらに数値を高めることもできるのでご相談ください(^^)/
次回は断熱の種類などについてお話ししたいと思います。
では、また🙌
<人生を愉しむ家 Gojyou>